デジタル大辞泉 「ボッパルト」の意味・読み・例文・類語 ボッパルト(Boppard) ドイツ西部、ラインラント‐プファルツ州の都市。ライン川沿いに位置し、ワイン生産が盛ん。古代ローマ時代の要塞跡、13世紀のトリーア選帝侯の城砦、14世紀のカルメル会修道士教会など、歴史的建造物が数多く残っている。2002年、「ライン渓谷中流上部」として世界遺産(文化遺産)に登録された。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボッパルト」の意味・わかりやすい解説 ボッパルトBoppard ドイツ西部,ラインラントファルツ州の小都市。ライン川が美しい峡谷をなすビンゲン-コブレンツのほぼ中間,左岸の段丘上にある。ケルト人の居住地にローマ人が城塞を築いた。遺跡は市街の中核を囲むようにして残存。 1312年以降トリール選帝侯領。ライン川が大きく蛇行する河岸斜面は一面のブドウ畑で,「ボッパルダーハム」の名で知られるワインの産地。 19世紀後半から観光・保養地として発展。河岸のプロムナード沿いにホテル,保養施設が並んでいる。ライン川航行の観光船の寄港地。外国人のためのドイツ語学校ゲーテ・インスティトゥートがある。人口約1万。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by