20世紀西洋人名事典 「トーマス・L.ヒース」の解説
トーマス・L. ヒース
Thomas Little Heath
1861 - 1940.3.16
英国の文官,数学史家。
元・数学会会長,元・会計検査院長官。
リンカンシャー生まれ。
ケンブリッジのクリフトン・カレッジとトリニティ・カレッジで学び、1881年優等卒業者資格の前半を取得し、1883年後半を獲得する。1884年大蔵省事務官に任命され、1887年大蔵省事務次官付秘書を経て、1891年財務局関係の秘書を務める。1901年大蔵省書記長官となり、’07年事務次官補に任命され、’19年会計検査院長官と国債償還委員会幹事を兼任する。又、ギリシャ数学の権威で「ユークリッド原論」(’08年)は不朽の著作である。数学会会長も務める。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報