《Le Prix des Deux Magots》フランスの文学賞のひとつ。1933年、フランス・パリの老舗カフェ「ドゥマゴ」の常連客だった文学者、画家、ジャーナリストらが創設。既存の文学賞とは異なる独創的な作品、新進気鋭の作家を評価するための賞の創設を志したもので、ロジェ・ヴィトラック、ジョルジュ・バタイユといった常連客13名が私費を出し合って賞金とし、レイモン・クノーの小説「はまむぎ」を第1回受賞作に選出した。2回目以降は同カフェのオーナーが賞金を提供。以後毎年1回、同カフェを会場に最終選考と受賞作の発表が行われている。