最新 地学事典 「ドゥラ」の解説
ドゥラ
draa
最も規模の大きな砂丘地形の総称。I.G.Wilson(1972)は,砂の堆積による地形を四つに区分したが,その一番大きな一次オーダーの地形で,波長300~5,500m, 波高20~450m。その地形表面には二次,三次の小さな規模の砂丘地形をのせており,複合していることが特徴。風向と平行にのびる直線状のlinear draa, 三日月形の平面形をもつbar-chanoid draa, 星形の平面形をもつstar draaなどに分類されることもある。非常に乾燥した砂漠地帯で発達するとされており,サハラ砂漠では,幅1km, 高さ100m, 長さ数十km程度の規模で,風向きと平行な向きに砂の堆積地形(linear draa)が連なっている。ドゥラの間の谷を砂谷という。draaの語源はアラビア語で,大規模な砂丘を意味する。参考文献:I.G.Wilson(1972) Sedimentology, Vol.19:173
執筆者:公文 富士夫
参照項目:風成ベッドフォーム
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

