最新 地学事典 「風成ベッドフォーム」の解説
ふうせいベッドフォーム
風成ベッドフォーム
eolian bedform
風の侵食・運搬・堆積の作用により,非粘着性の砂のつくるさまざまな形態の総称。砂砂漠に典型的に発達し,海岸砂丘にもよくみられる。砂体の形態は,風の強さと方向の多様性,砂の粒度と供給・堆積量によって支配される。一方向性の強い風と十分な砂の供給は直線的横列砂丘をつくり,やや強い風速とほどほどの砂の供給は波打ったbarchanoid横列砂丘,バルハンをつくる傾向がある。風速の増加と砂の供給が少ない条件下では,直線状の縦列砂丘(シフ砂丘など)が形成される。また低い網目状の砂丘をアクレデューンと呼ぶが成因は確定していない。定着したベッドフォームの分類は未確立だが,波高と波長に基づくI.G.Wilson(1972)の4段階の識別は重要である。
執筆者:公文 富士夫

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

