ドゥレス(読み)どぅれす(英語表記)Durrës

デジタル大辞泉 「ドゥレス」の意味・読み・例文・類語

ドゥレス(Durrës)

ドゥラス

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ドゥレス」の意味・わかりやすい解説

ドゥレス
どぅれす
Durrës

南東ヨーロッパ、アルバニア中西部の都市。ドゥラスともいう。アドリア海に臨み、同国随一の港湾都市。人口11万3900(2003推計)、11万3249(2011センサス)。紀元前7世紀ごろギリシア植民による港町エピダムヌスEpidamnusとして興り、ローマ時代はディラキウムDyrrhachiumとよばれてアドリア海とバルカン内陸部を結ぶ交通路の起点として栄え、その重要性のゆえにノルマンシチリアセルビアベネチアトルコなどに支配された。1913年アルバニア独立の当初はその首都であった。商業と交通の中心地であるとともに、造船所、発電所を有し、織物、食品、皮革、たばこなどを産出するアルバニア第二の工業都市でもある。また美麗な砂浜があることでも知られる。

[大羽奎介]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android