ドケルバン病(読み)どけるばんびょう(その他表記)Dokervan disease

知恵蔵mini 「ドケルバン病」の解説

ドケルバン病

腱鞘炎一種手首親指側にある2本の腱と、それらの通り道であるトンネル様の腱鞘の間に起こる炎症によって痛みが出たり、手指が開きにくくなったりする。狭窄性腱鞘炎(きょうさくせいけんしょうえん)ともいう。妊娠・出産期や、更年期の女性が罹患しやすく、ホルモンバランスの変化が原因とみられている。指を頻繁に使うスポーツ選手や演奏家などにも起こりやすいほか、パソコンやスマートフォンを頻繁に使うことで症状を起こす人も増えているとみられる。親指を内側に握り込んで小指側に手首を曲げて痛みが増大する場合は発症の疑いがある。治療には局所の安静が大切で、テーピング湿布などの使用、無理のない範囲でのストレッチも効果がある。症状が重い場合にはステロイド注射や手術を行うケースもある。

(2020-2-20)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む