腱鞘(読み)ケンショウ

デジタル大辞泉 「腱鞘」の意味・読み・例文・類語

けん‐しょう〔‐セウ〕【××鞘】

腱を包んでいるさや状の結合組織。中に潤滑液があって腱の滑りをよくしている。

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精選版 日本国語大辞典 「腱鞘」の意味・読み・例文・類語

けん‐しょう‥セウ【腱鞘】

  1. 〘 名詞 〙 手足の腱の周囲を鞘(さや)のように取り巻いている滑液の入った嚢(ふくろ)。腱のすべりをよくするための機構

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百科事典マイペディア 「腱鞘」の意味・わかりやすい解説

腱鞘【けんしょう】

滑液鞘ともいう。手足の長い腱の一定部位で,そのまわりを滑液包(嚢)が細長くなって鞘(さや)のように包んでいるもの。中に滑液を含むので筋の収縮に際して腱のすべりをよくして運動を助ける。
→関連項目ガングリオン腱鞘炎

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「腱鞘」の意味・わかりやすい解説

腱鞘
けんしょう
tendon sheath

体肢などの長い腱,特に手首足首の腱の周囲にある膜状,トンネル状の鞘 (さや) 。元来,滑液包が長く腱を取巻いたもので,中にある滑液が腱の動きを円滑にする。

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世界大百科事典(旧版)内の腱鞘の言及

【筋肉】より

…手足の指の屈伸を行うような長い腱の周りには,滑液包と同じ構造をもった被膜が腱を鞘状に包んでいる。これを腱鞘という。腱鞘は,手根部や足根部でよく発達している(図4)。…

※「腱鞘」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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