ストレッチ

デジタル大辞泉 「ストレッチ」の意味・読み・例文・類語

ストレッチ(stretch)

陸上競技場競馬場などの直線コース。特に、ホームストレッチをいう。
伸縮すること。また、伸縮する糸を用いた織物編物。「ストレッチジーンズ」
ストレッチ体操」の略。

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精選版 日本国語大辞典 「ストレッチ」の意味・読み・例文・類語

ストレッチ

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] stretch )
  2. 競技場・レース場の直線コース。
    1. [初出の実例]「人垣のまへに再びあらはれて最後のストレッチにかかってきた」(出典:冬の宿(1936)〈阿部知二〉一四)
  3. ボートひと漕ぎして進む距離
  4. 伸縮すること。また、伸縮性のある素材を用いた織物。
    1. [初出の実例]「ストレッチでござい、パイレンでございと騒いだところで、そもそも日本人の合繊衣料消費量は」(出典:流行うらがえ史(1965)〈うらべまこと〉一四)
  5. ストレッチング

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ストレッチ」の意味・わかりやすい解説

ストレッチ
すとれっち
stretch

ストレッチ織物の略で、伸縮性のある糸や、縦または横方向に伸縮の大きい織物をさしている。従来はゴム芯(しん)の被覆糸を使った織物で、コルセット生地(きじ)、靴下などに使われていたが、合成繊維の発達から、ポルアミド、ポリエステル繊維フィラメント糸を処理した伸縮加工糸や、ポリウレタン繊維スパンデックス)が現れ、広範囲に使用されるようになった。フィラメント糸に撚縮(ねんしゅく)性を与えふんわりとした触感のある糸にしたものは、もと合成繊維を羊毛のもつ度合いへ近づけようとするため考案されたもので、日本で製造されているものはウーリーの名がつけられている。またスパンデックスは繊維自体の特性を利用したものである。用途は一般の合成繊維と同じで、セーター、靴下などに単独または羊毛と混紡して使われる。

[角山幸洋]

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