ドナルド・D.レイン(その他表記)Ronald D. Laing

20世紀西洋人名事典 「ドナルド・D.レイン」の解説

ドナルド・D. レイン
Ronald D. Laing


1927 - 1989.8.23
英国精神科医
元・ランアム・クリニック医長。
グラスゴー生まれ。
ロンドンのタビストック・クリニックに勤務し、1965年には精神分析医として開業。’65年診療施設キングズリーホールを独自の治療観に基づいて開設する。’60年精神分裂病分裂病質の人間学的・実存分析的研究として名高い「ひき裂かれた自己」を発表。他に「自己と他者」(’61年)、「狂気と家族」(’64年)、「家族の政治学」(’71年)などがある。おもに分裂病の精神療法、家族研究に従事した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android