旺文社世界史事典 三訂版 「ドミナートゥス」の解説
ドミナートゥス
dominatus
オクタヴィアヌス帝以来,皇帝の専制は確立していたが,なお共和政の制度は形式的に残っていた(プリンキパトゥス)。ディオクレティアヌスは,内乱を武力によって鎮圧すると,官僚制度を支柱として宮廷儀礼や衣服,称号などによりその神的な権威を確立,政治・経済・宗教などを統制,コンスタンティヌス帝がこれを完成した。
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