百科事典マイペディア 「ドーネン」の意味・わかりやすい解説 ドーネン 米国の映画監督。サウス・カロライナ州生れ。ブロードウェーのコーラス隊をへて映画界入り。G.ケリーとの共同監督による《踊る大紐育》(1949年)が監督第1作。以降,F.アステア主演の《恋愛準決勝戦》(1950年),G.ケリーと共同監督の《雨に唄えば》(1952年),シネマスコープのサイズを最大限に生かした《掠奪された七人の花嫁》(1954年),《いつも上天気》(1955年)などにより,1950年代のミュージカル映画の屋台骨を支えた。ほかに《パリの恋人》(1957年),C.グラント,A.ヘプバーンを主演に起用したサスペンス《シャレード》(1963年),サンテグジュペリの原作をミュージカル作品に仕立てた《星の王子さま》(1974年)などがある。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報