ナイメーヘンの講和(読み)ナイメーヘンのこうわ(その他表記)Treaty of Nijmegen

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナイメーヘンの講和」の意味・わかりやすい解説

ナイメーヘンの講和
ナイメーヘンのこうわ
Treaty of Nijmegen

フランス王ルイ 14世が 1672年に始めたオランダ戦争の和平条約 (1678) 。この条約によって,フランスはスペインからフランシュコンテ地方とカンブレー,ブシャン,バランシエンヌ,コンデ,モブージェなどフランドルのいくつかの都市を獲得した。オランダは 67年 J.コルベールによって一方的に課せられた高率の新関税 (毛織物などの関税を 64年の2倍とする) に強く反発し,結局フランスは 64年の低税率への復帰を余儀なくされた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android