ナトロン化石人骨(読み)ナトロンかせきじんこつ(その他表記)Natron fossils

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナトロン化石人骨」の意味・わかりやすい解説

ナトロン化石人骨
ナトロンかせきじんこつ
Natron fossils

1964年,タンザニアのナトロン湖畔のペニンジで発見された,ほぼ完全な形の猿人下顎骨。この化石が埋っていた堆積層は古く,タンザニアのオルドバイ峡谷第2床と同年代 (約 100万年前) と考えられる。この下顎骨はオルドバイで発見されたジンジャントロプス・ボイセイ (アウストラロピテクス類) の上顎骨とよく合うので,アウストラロピテクス類に属するものと考えられている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む