ジンジャントロプスボイセイ(その他表記)Zinjanthropus boisei

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 の解説

ジンジャントロプス‐ボイセイ

  1. 〘 名詞 〙 ( [ラテン語] Zinjanthropus boisei ) 最も古い化石人類である猿人一つ。一九五九年東アフリカ、タンザニアのオルドワイ渓谷から発見され、約一八〇万年前のものと推定される。脳容量は五三〇cc程度で、類人猿に近い値を示すが、多く形質に人類の特徴がみられる。簡単な石器を作っていたと考えられている。

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山川 世界史小辞典 改訂新版 の解説

ジンジャントロプス・ボイセイ
Zinjanthropus boisei

リーキー夫妻がタンザニアのオルドヴァイ渓谷で1959年に発見した保存良好な頭蓋骨(とうがいこつ)に与えられた学名。今でもボイセイ猿人を代表する化石の一つであると同時に,その発見を契機に東アフリカにおける古人類調査が活発化した学史的意義を持つ。強大な咀嚼(そしゃく)器と歯が特徴的で,「くるみ割人」のあだ名で知られたこともある。年代は約180万年前,現在はアウストラロピテクス属もしくはパラントロプス属に分類される。

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旺文社世界史事典 三訂版 の解説

ジンジャントロプス−ボイセイ
Zinjanthropus Boisei

1959年,東アフリカのタンガニーカのオルドバイ峡谷で発見されたアウストラロピテクスに属する化石人類
イギリスの人類学者リーキー夫妻によって発見された。礫石器も発見されたが,リーキーは出土層の下の層からホモ−ハビリスの人骨を発見し,これを石器の製作者であるとした。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ジンジャントロプス・ボイセイ

「アウストラロピテクス類」のページをご覧ください。

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