ナリ活用(読み)ナリカツヨウ

デジタル大辞泉 「ナリ活用」の意味・読み・例文・類語

なり‐かつよう〔‐クワツヨウ〕【ナリ活用】

文語形容動詞活用形式の一。「静かなり」「丁寧なり」などのように、終止形語尾が「なり」の形をとるもの。元来、「静かに」「丁寧に」などの形が動詞「あり」に結びついた「静かにあり」「丁寧にあり」の音変化したもので、これに「―に」の形も連用形に加えて、「なら・なり(に)・なり・なる・なれ・なれ」と変化する。この類は、口語では、「―だ」の形になっている。→形容動詞

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精選版 日本国語大辞典 「ナリ活用」の意味・読み・例文・類語

なり‐かつよう‥クヮツヨウ【ナリ活用】

  1. 〘 名詞 〙 文語形容動詞の活用形式の一つ。「静かなり」「のどかなり」などの活用。もと、「に」を伴う副詞に「あり」が融合して生じたもので、活用もラ変と同じであるが、普通「静かに」「のどかに」などの形も連用形に組み込んでいる。〔日本口語文法教本(1928)〕

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