ナーイ

百科事典マイペディア 「ナーイ」の意味・わかりやすい解説

ナーイ

アラブ縦笛総称。少しななめにかまえて吹く。木製または葦製,金属製。管の外側を斜めに削ったり,別に金属製の歌口をつけたりしてできた鋭いエッジに息をあてて,循環呼吸で途切れないように音を出す。指孔は3〜10。古典音楽の独奏合奏,歌の伴奏,スーフィーの典礼音楽,民俗音楽に用いられる。イラクではシャッバーバエジプトではガスバgasba,北アフリカではカサバqasabaとも呼ぶ。ネイと同系。
→関連項目カバル

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改訂新版 世界大百科事典 「ナーイ」の意味・わかりやすい解説

ナーイ
nāy[ペルシア]

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世界大百科事典(旧版)内のナーイの言及

【ネイ】より

…イラン,トルコ,アラブ諸国など西アジアと北アフリカおよび中央アジアの伝統音楽に用いられるノンリードの縦笛。ナーイnāyともいう。元来ペルシア語で〈アシ〉を意味し,実際にネイと呼ばれるアシの茎(中空で竹に似ているがより柔らかく軽い)で作られる。…

※「ナーイ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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