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合奏 がっそうconcerted music

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

合奏
がっそう
concerted music

2つ以上の楽器による演奏形態。 (1) 室内楽的合奏 合奏に加わる楽器の数により二~九重奏などがある。 (2) 弦楽合奏 各部が複数編成の弦によって構成される。この形態の作品は 17~18世紀に多く作られた。

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デジタル大辞泉の解説

がっ‐そう【合奏】

[名](スル)二つ以上の楽器で一つの曲を演奏すること。二重奏・三重奏などの小規模なものから、管弦楽のように大規模なものまで、種々の形態がある。「ピアノとバイオリンで合奏する」→独奏

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デジタル大辞泉プラスの解説

合奏

オランダの画家ヨハネス・フェルメールの絵画(1665-66頃)。原題《Het concert》。左方の窓辺から光が入る部屋で、女性と男性がチェンバロリュートを演奏し、その横でもうひとりの女性が歌っている姿を描いた作品。ボストン、イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館所蔵だが、1990年に盗難に遭い未発見。

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世界大百科事典 第2版の解説

がっそう【合奏】

(1)単一楽器による独奏に対して,二つ以上の楽器による演奏形態(まれに声楽を含む)およびその音楽をいう。合奏には,1声部1楽器で奏する重奏と,各声部に複数の楽器をあてるものとに大別される。重奏の典型は室内楽で,声部数によって二重奏三重奏(トリオtrio),四重奏(クアルテットquartetto)などと呼ばれるし,使用楽器によってピアノ三重奏弦楽四重奏管楽八重奏などとも称される。また,ジャズバンドハワイアン・バンドといった形態もあるし,中世日本の能の囃子(はやし)や近世邦楽における箏,三味線,尺八による三曲合奏も基本的には重奏形態である。

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大辞林 第三版の解説

がっそう【合奏】

( 名 ) スル
二つ以上の楽器で演奏すること。管弦楽・弦楽合奏・管楽合奏・吹奏楽などがある。 ↔ 独奏

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

合奏
がっそう
ensemble フランス語 英語
Ensembleドイツ語

音楽の演奏形態の一つ。独奏とは反対に複数の奏者が協同する場合をさす。狭義には器楽についてのみこの用語が使われるが、広義には声楽の場合の合唱を含めることもできる。フランス語アンサンブルが「いっしょに」という語義と同時に、衣服や家具まで含めた「統一体」という意味をもっているように、部分の集合としての全体が音楽となるところに特徴がある。したがって、合奏形態がとられる音楽は、社会の構造・慣習・価値観などが反映されていることが多い。その例としては、パプア・ニューギニアのイアトモイ部族の竹笛二重奏が親族組織上の二元論の表明であったり、尺八の連管、箏(こと)・三味線の連弾(つれびき)、浄瑠璃(じょうるり)や長唄(ながうた)での相(あい)三味線(楽器担当者と声楽家が半永続的にペアとなること)などにおいて、宗教的ないし芸術的一体感を目ざすことがあげられる。同様に、国歌、革命歌、軍楽、宗教音楽(教会や寺院での)などにみられる合奏(唱)形態も、それぞれの目的に応じた連帯感の高まりに直結している。西洋の管弦楽(オーケストラ)、東南アジアのガムランをはじめとする音楽、東アジアの雅楽などには、楽器、楽器群、リーダー(指揮者・主奏者)の間にヒエラルキーが存在し、一般社会の構造と無関係ではない。
 音楽的な効果の違いからは、二重奏(唱)、三重奏(唱)などやそれらの組合せの形態が、独立した演奏形態(ドゥオ、トリオ、カルテットなど)となることもあるし、ある楽曲(演奏)のなかで構成上の意図により特定の箇所で使い分けられることもある。後者の例としては、オペラのクライマックスで重唱・合唱を使ったり、管弦楽曲のなかで意識的に小編成の合奏を配置することがある。一般に大規模な合奏になるほど、楽器(群)の間で音楽的機能上の役割分担が明確に区別される。それは通常、旋律、リズム、和声、コロトミー(音楽的句読法)、装飾など、楽器の特性に応じて決定される。[山口 修]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の合奏の言及

【器楽】より

声楽に対する言葉で,楽器により演奏される音楽をさすが,器楽に含まれる形態にも部分的に声楽を含むものがある(ベートーベンの《第九交響曲》など)。器楽は演奏に要する楽器の編成にしたがって独奏,重奏,合奏に区別され,さらに使用楽器によってピアノ独奏,弦楽四重奏,クラリネット五重奏(弦楽四重奏とクラリネット一つ)などに分けられる。複数奏者による編成のうち,各声部を独立した1人の奏者が受け持つ場合を重奏,2人以上からなる声部を含む場合を合奏と呼ぶのが普通である。…

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