ニシキテッポウエビ(その他表記)Alpheus bellulus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニシキテッポウエビ」の意味・わかりやすい解説

ニシキテッポウエビ
Alpheus bellulus

軟甲綱十脚目テッポウエビ科。体長約 4cm。黄白色地に紫褐色の不規則な縞模様がある。紀伊半島沿岸から沖縄県にかけての水深 1~5mの砂泥底に巣穴を掘って生活しているが,この穴にはダテハゼが同居している。ダテハゼは巣穴の周辺に外敵が近づくと尾を振ってニシキテッポウエビに知らせ,一方ニシキテッポウエビは触角でダテハゼに触れており,ダテハゼよりも遠くへ行くことは決してない。このようなハゼ類との共生関係は,インド西太平洋海域に広く分布するジブチテッポウエビ A. djiboutensis などでも観察されており,同居の相手としてはダテハゼのほか 7~8種のハゼ類が知られている。(→甲殻類十脚類節足動物軟甲類

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む