ニヤーヤ

精選版 日本国語大辞典 「ニヤーヤ」の意味・読み・例文・類語

ニヤーヤ

  1. 〘 名詞 〙 ( [サンスクリット語] Nyāya ) インド六派哲学の学派の一つ。「ニヤーヤスートラ(正理経)」を経典とし、三、四世紀頃からインドで栄えた。量、動機標準、決定、論議など一六の原理をかかげ、それ以前の論理学的思想を集成した。ガウタマ開祖と伝えられる。ニヤーヤ学派。正理学派。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のニヤーヤの言及

【論理学】より


[インド]
 インドの論理学は西洋論理学とは無関係に独自につくりあげられた。論理学はインドではすべての学派に共通して正理(しようり)(ニヤーヤnyāya)と呼ばれるが,仏教徒の間では特に因明(いんみよう)(サンスクリットではhetu‐vidyā)と呼ばれる。インド論理学は2世紀に,非仏教的学派である正理学派(ニヤーヤ学派)の手によって成立し,仏教徒もこの論理学を受け入れた。…

※「ニヤーヤ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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