ニワウルシ(その他表記)Ailanthus altissima; tree of heaven

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニワウルシ」の意味・わかりやすい解説

ニワウルシ
Ailanthus altissima; tree of heaven

ニガキ科の落葉高木。中国北部の原産であるが,庭木街路樹として栽植され,その逸出したものが各地で野生化している。高さ 20m内外,直径約 0.8mに達し樹皮平滑で暗灰色をしている。葉は互生し,6~12対の小葉から成る大きな奇数羽状複葉で,全体の長さは柄とともに 0.5~1mにもなる。葉柄の基部は淡紫色または濃紅色をしている。原産地では葉を養蚕に用いる。生長が速く若いうちは1年に1~1.5mも伸びるので,西欧でも公園樹などに栽植する。この木をシンジュ (神樹) と呼ぶこともあるが,これは英名を意訳したものといわれる。

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改訂新版 世界大百科事典 「ニワウルシ」の意味・わかりやすい解説

ニワウルシ

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世界大百科事典(旧版)内のニワウルシの言及

【シンジュ】より

…中国北部原産のニガキ科の落葉高木で,高さ20mに達し,根を傷つけるとひこばえを出す性質がある。秋の紅葉が美しいので,ニワウルシともいう。樹皮は平滑で浅裂し,若枝は赤褐色で柔毛を散生する。…

※「ニワウルシ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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