ヌビア遺跡(読み)ヌビアいせき(英語表記)Nubia

翻訳|Nubia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヌビア遺跡」の意味・わかりやすい解説

ヌビア遺跡
ヌビアいせき
Nubia

ナイル川上流第1急流より第4急流にいたる河岸地域 (ヌビア) に点在する遺跡群。先史時代からイスラム時代にかけての神殿聖堂城塞墓地,石切り場,岩壁画などの遺跡がある。アスワン・ハイダムの建設によりナセル湖ができるため,第2急流上流約 150kmまでが水没することになり,1960年より国連教育科学文化機関 UNESCOのヌビア遺跡救済国際キャンペーンによって,遺跡の発掘調査および主要遺跡の解体移転が各国の協力で遂行された。 1979年アブシンベル神殿フィラエ遺跡とともに,世界遺産の文化遺産に登録。

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