ねっき

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ねっき
ねっき / 根っ木

子供の遊び、またその用具をいう。木の棒の先をとがらせたものを交互に地面に打ち込み、相手のものを打ち倒したほうを勝ちとするもの。全国的に分布しており、その呼び方も各地方によってさまざまである。古風な遊びで、正月の飾り松の根木(ねき)がその遊びの起源と考えられる。また、地面に突き刺した棒が根を張った木のようにみえるので、根のある木という意味で「根木」または「根ん棒」とよんでいる。関東地方ではネッキ、ネックイ、ネックイウチ、ネンボウ、その他の地方ではネンガラ、ネンガ、ネンギ、ネンウチ、クイウチ、タッペなどの多くの呼び名があり、その分布もすこぶる広い。関東大震災以降、都会では木片でなく金釘(かなくぎ)や鉛釘が用いられるようになった。これは、都会では木片を打ち込むのに都合のよい田んぼなどが手近に求められなかったためであろう。[高野 修]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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