日本大百科全書(ニッポニカ) 「ネメアの獅子」の意味・わかりやすい解説 ネメアの獅子ねめあのししNeméan lion ギリシア神話の不死身の怪獣。キマイラとオルトスの子、あるいはエキドナとティフォンの子。アルゴリス北部のネメアの谷に住み、付近の住民を食い殺していたが、ヘラクレスによって退治された。一説によると、これを記念して2年に一度のネメア祭が創始され、またこの獅子は、ヘラ女神により天にあげられて星座にされたという。[中務哲郎] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例