ネルソン-ソモジ法(読み)ネルソンソモジホウ

化学辞典 第2版 「ネルソン-ソモジ法」の解説

ネルソン-ソモジ法
ネルソンソモジホウ
Nelson-Somogyi method

還元糖の比色定量法.まず,ソモジ法と同じく試料液にアルカリ性銅試液を加えて加熱し,還元糖により Cu2+ を還元して酸化銅(Ⅰ)Cu2Oを沈殿させる.冷却後,ネルソン試液(モリブデン酸アンモニウムヒ酸ナトリウム硫酸,水)を加えると,銅(Ⅰ)は硫酸酸性でヒ素モリブデン酸を還元してモリブデンブルー青色を呈するので,500または520 nm吸光度測定して糖量を求める.グルコースを5~300 μg の範囲で定量できる.除タンパク後の血液,尿などの測定に広く用いられている.また,食品中のデンプンのα化度の測定にも利用されている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む