日本大百科全書(ニッポニカ) 「ネーエル」の意味・わかりやすい解説 ネーエルねーえるCaspar Neher(1897―1962) ドイツの舞台美術家。アウクスブルク生まれ。1923年にデビューし、主としてベルリンで活躍。作品の意図を明確に表す舞台面をつくりだし、ブレヒトとの協力が特筆される。ブレヒトは彼を「現代最大の舞台装置家」とよんだ。戦前の『都会のジャングル』(1923)、『三文オペラ』(1928)、戦後の『ガリレイの生涯』(1957)などがその好例である。[宮下啓三] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例