ネール状態(その他表記)Neel state

法則の辞典 「ネール状態」の解説

ネール状態【Neel state】

反強磁性体に特徴的なスピンの配列状態で,1932年にフランスネール(L. Neel)により提案されたのでこの名がある.スピンを担う結晶格子が,単純立方格子体心立方格子のように二つの副格子に分割できて,一方の副格子の最近接格子が他方の副格子に属していて,最近接格子間に反強磁性相互作用が働くとする.このときの最低エネルギー状態では一方の複格子のスピンは同一方向に,他方の副格子のスピンはすべて反対方向に配列する.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ネール状態」の意味・わかりやすい解説

ネール状態
ネールじょうたい
Néel state

絶対零度における反強磁性体の秩序状態。すなわち,上向きの磁気モーメントをもつ格子原子のスピンは完全に上を向き,下向きの磁気モーメントをもつ格子原子のスピンは完全に下を向いている状態。ネール状態は反強磁性体として最も安定な状態と考えられるが,実際はスピンの量子効果のため完全にはこの状態にならない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

新暦の 4月後半から 5月の,梅雨前に日本列島が大きな移動性高気圧に覆われたときの晴天。発現期間は短い。もともとは旧暦 5月が梅雨にあたることから,梅雨の晴れ間の意味で,梅雨晴れ(つゆばれ)とも呼ばれ...

五月晴れの用語解説を読む