のめる(読み)ノメル

デジタル大辞泉 「のめる」の意味・読み・例文・類語

のめ・る

[動ラ五(四)]からだが前に倒れる。前に倒れそうになる。「つまずいて―・る」
[類語]つんのめるつまずくけつまずく

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精選版 日本国語大辞典 「のめる」の意味・読み・例文・類語

のめ・る

〘自ラ五(四)〙
① 前へ倒れる。はいつくばう。倒れるように前に傾く。前に倒れかかる。かたむく。
上杉家文書‐元亀四年(1573)三月五日・上杉謙信輝虎書状「身之当口へ之無手透処を見聞申、様々のめり出候」
浄瑠璃・山崎与次兵衛寿の門松(1718)上「ぎゃっと言わせ頭顛倒(づでんどう)、腹這いにはったとのめらせ」
② 腹を抱えて笑う。
浮世草子・けいせい手管三味線(1726)一「口利天職十九人、おかしいぞおかしいぞ、のめるぞのめるぞとさはいで」
③ ある状況・環境・考えなどの中に、引き込まれるようにはいる。また、心がすっかりある物事に傾く。夢中になる。
※浮世草子・けいせい伝受紙子(1710)二「中絶せし此里へ来り、あげや町をのめりて」

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デジタル大辞泉プラス 「のめる」の解説

のめる

古典落語演目ひとつ。「二人癖」とも。

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