蹴躓く(読み)ケツマズク

デジタル大辞泉 「蹴躓く」の意味・読み・例文・類語

け‐つまず・く〔‐つまづく〕【蹴×躓く】

[動カ五(四)]
足先を物にぶつけてよろける。「敷居に―・く」
中途で失敗する。やりそこなう。しくじる。「資金繰りが肝心なところで―・いた」
[類語]つまずくのめるつんのめる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「蹴躓く」の意味・読み・例文・類語

け‐つまず・く‥つまづく【蹴躓】

  1. 〘 自動詞 カ行五(四) 〙
  2. 足先を物にぶつけてよろめく。つまずく。
    1. [初出の実例]「はしりはやまりたる者にて、我にけつまづきて、うつぶしに倒れたりけるを」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)一一)
  3. 途中でしくじる。やりそこなう。蹉跌(さてつ)する。
    1. [初出の実例]「おいらにゃあ四角ばった字があると蹴(ケ)つまづいてよみにくいからヨ」(出典西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉八)

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