のよ(読み)ノヨ

デジタル大辞泉 「のよ」の意味・読み・例文・類語

の‐よ

[連語]終助詞「の」+間投助詞「よ」。多く女性が使う》
断定をやわらげた言い方。「そうなのよ」「それは優しい方ですのよ
疑問表現の中で、相手を非難する気持ちを表す。「それがどうだっていうのよ」「だからどうしたのよ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「のよ」の意味・読み・例文・類語

の‐よ

  1. [ 1 ] ( 間投助詞の「の」と「よ」とが重なったもの ) 文節末に用いられて、聞き手に対する働きかけを表わす。
    1. [初出の実例]「大内之助義弘様がノヨ。〈略〉絵図をみんなに一枚づつ渡してノヨ」(出典:浄瑠璃・苅萱桑門筑紫𨏍(1735)四)
  2. [ 2 ] ( 形式名詞「の」に間投助詞「よ」の付いたもの ) 現代では主として女性が用いる。
    1. [初出の実例]「ちっと用があって、一升提げて来たのよ」(出典:歌舞伎・当龝八幡祭(1810)六幕)

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