ノーザン・ヴァージニア・コミュニティ・カレッジ

大学事典 の解説

ノーザン・ヴァージニア・コミュニティ・カレッジ[アメリカ]

ヴァージニア州北ヴァージニア地区に所在し,学生数7万5000超,六つのキャンパスと四つのセンターを有する全米最大級の2年制大学にして,州最大の公立高等教育機関。1964年ノーザン・ヴァージニア・テクニカル・カレッジとして創設。1965年に一つの建物での761人の入学者で出発するも,翌年には現在名に改称して最初のキャンパスとなる敷地アレクサンドリアに取得。以降,コミュニティ・カレッジの典型となる急速な拡大を遂げる。1975年からは遠隔学習課程も提供。1979年に教育財団を設立して財政基盤を強化。現在は160超の学位および資格課程を展開するほか,高校とのデュアル・エンロールメント(二重在籍)の教育提供も実施。2007年以来,コミュニティ・カレッジ学生の課程修了の成功を支援する全米運動であるアチービング・ザ・ドリーム(アメリカ)(ATD)に参画し,2010年にはその成果によりリーダー・カレッジに認定される。ワシントンD.C. 近郊という地理的条件も影響して,学生の出身国が180以上という多様性も特徴。23校からなるヴァージニア・コミュニティ・カレッジ・システム(VCCS)一員
著者: 舘 昭

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

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