ノーソフ(読み)のーそふ(その他表記)Николай Николаевич Носов/Nikolay Nikolaevich Nosov

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ノーソフ」の意味・わかりやすい解説

ノーソフ
のーそふ
Николай Николаевич Носов/Nikolay Nikolaevich Nosov
(1908―1976)

ソ連の児童文学作家ウクライナキエフ(現、キーウ)に生まれる。モスクワの映画大学を卒業。科学・教育映画の演出をしていたが、初めての子供向き短編童話『「三匹の子ブタ」ごっこ』(1938)で作家として出発した。代表作『ビーチャと学校友だち』(1951)でスターリン賞を受け、日本でも多数の読者を得た。ほかに『ネズナイカとその友だちの冒険』(1954)、『ぴよぴよ一家』(1949)などの長編があり、また短編に佳作が多い。

[内田莉莎子]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ノーソフ」の意味・わかりやすい解説

ノーソフ
Nosov, Nikolai Nikolaevich

[生]1908.11.23. キエフ
[没]1963
ソ連の児童文学者。モスクワ映画大学を卒業後,映画監督となった。 1938年頃から児童物語を書きはじめ,『階段』 Stupen'ki (1946) ,『空想家たち』 Fantazëry (57) ,『トーリャ・クリュークビンの冒険』 Priklyucheniya Toli Klyukvina (61) などを出版。『コーリャ・シニーツィンの日記』 Dnevnik Koli Sinitsyna (50) ,『ビーチャと学校友だち』 Vitya Maleev v shkole i doma (51) が特に有名。

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