現代外国人名録2016 「ノーマフィールド」の解説
ノーマ フィールド
Norma Field
- 職業・肩書
- 日本文学研究家 シカゴ大学名誉教授
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1947年
- 出生地
- 東京都
- 専門
- 日本文学, 日本近代文化
- 学歴
- ピュツァ大学卒,プリンストン大学大学院〔1983年〕博士課程修了
- 学位
- 博士号(プリンストン大学)〔1983年〕
- 受賞
- 全米図書賞「天皇の逝く国で」
- 経歴
- 父は米国人、母は日本人。高校まで東京の母の元で育つ。1965年カリフォルニア州のピュツァ大学入学のため渡米。’66年フランスに留学、’68年の“5月革命”に関わる。米国に戻り、プリンストン大学で「源氏物語」を学び、’83年博士号を取得。のちシカゴ大学人文学部東アジア言語文化学科教授・学科長。’80年に来日後、日米間を往復しながら日本文学・日本文化を研究する。2000年よりプロレタリア文学者・小林多喜二の研究を始め、2004年秋より1年間研究のため祖母の故郷である北海道・小樽に滞在。2009年初の日本語で「小林多喜二―21世紀にどう読むか」を刊行。他の著書に「The Splender of Longing in the Tale of Genji(源氏物語、〈あこがれ〉の輝き)」(1987年,邦訳2009年)、「天皇の逝く国で」(1991年,邦訳’94年)、「祖母のくに」(2000年)、「へんな子じゃないもん」、「ノーマ・フィールドは語る―戦後・文学・希望」(2010年)などがある。シカゴ市在住。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報