デジタル大辞泉
「祖母」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ばば【祖母・婆】
- 〘 名詞 〙
- ① 父母の母。そぼ。おおば。⇔祖父(じじ)。
- [初出の実例]「けふは祖母(ババ)の命日と、夕めし過て墓参りせしに」(出典:咄本・軽口御前男(1703)三)
- ② 年老いた女。老女。おうな。老婆。ばばあ。⇔祖父(じじ)。
- [初出の実例]「七十あまりの祖母(ババ)つえにすがり」(出典:浮世草子・西鶴織留(1694)五)
- ③ うば。乳母。
- ④ 文楽人形の頭(かしら)の一つ。老婆の役に用い、目鼻の動きはなく、額と目尻に三本の皺(しわ)がある。
- ⑤ 苦情。文句。ぐち。
- [初出の実例]「転寝を叩おこして婆(ババ)をいふ」(出典:雑俳・紀玉川(1819‐25)二)
- ⑥ トランプで、ばば抜きの時、ジョーカーをいう。
- [初出の実例]「トランプの古ぼけた婆(ババ)の絵姿のようである」(出典:シベリヤ物語(1950‐54)〈長谷川四郎〉アンナ・ガールキナ)
おお‐ばおほ‥【祖母】
- 〘 名詞 〙 ( 「おおはは(大母)」の変化した語 ) 父母の母。そぼ(祖母)。⇔おおじ。
- [初出の実例]「祖父母。古記云。爾雅釈親云。父之考為二王父一。父之妣為二王母一。案生二父之身一曰二祖父母一也。俗云二於保知於保波一也」(出典:令集解(738)喪葬)
- 「暇なければ、いまだ大母(オホバ)に対面せず」(出典:読本・南総里見八犬伝(1814‐42)九)
祖母の語誌
「おほば」は、平安前期に短縮形の「おば」を派生すると、「おば」の方が有力となり、さらに院政期ごろまでに、「おば」は「うば」を派生し、江戸期に「ばば」やその派生語が優勢になるまで、「うば」を中心に三語が併存した。
そ‐ぼ【祖母】
- 〘 名詞 〙 父母の母。おおば。ばば。ばあ。うば。おばあさん。⇔祖父。
- [初出の実例]「右、縁二祖母服闋斎食一、請レ暇如レ件、注二事状一、謹解」(出典:正倉院文書‐天平宝字五年(761)正月二一日・韓国千村解)
- 「ただ人と申せど、みかど・春宮の御祖母にて」(出典:大鏡(12C前)五)
- [その他の文献]〔後漢書‐虞詡伝〕
ばばん【祖母】
- 〘 名詞 〙 「ばば(祖母)」の変化した語。
- [初出の実例]「親仁出て見やばばんつ、ばばんつれて親仁出て見やばばんつ、麦かつ音の在郷哥」(出典:浄瑠璃・仮名手本忠臣蔵(1748)六)
お‐ば【祖母・御婆】
- 〘 名詞 〙 ( 「おおば(祖母)」の変化した語 )
- ① 両親の母。そぼ。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
- ② ( 御婆 ) 年老いた女。老婆。ばば。〔観智院本名義抄(1241)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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