祖母(読み)オオバ

  • うば
  • おおば おほ‥
  • おおば〔おほ〕
  • おば
  • そぼ
  • ばば
  • ばばん
  • 祖=母
  • 祖=母/▽婆

デジタル大辞泉の解説

《「おおはは(大母)」の音変化》父母の母。そぼ。⇔祖父(おおじ)
「犬江親兵衛が―、妙真もをるなれば」〈読・八犬伝・九〉
《「おおば」の音変化》父母の母。そぼ。⇔祖父(おじ)
「かの御―北の方」〈桐壺
(祖母)父母の母親。おおば。そぼ。⇔祖父(じじ)
(婆)年老いた女性。老女。老婆。⇔爺(じじ)
(婆)トランプゲームのばば抜きジョーカーのこと。
父母の母親。おばあさん。⇔祖父

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

両親の母親。おおば。祖母そぼ -にて侍りし人の身まかりて/隆信集
おおはは(大母)の転
父母の母。そぼ。 ⇔ おおじ 父方の-の家をつたへて久しく/方丈記
おほば(祖母)の転
父母の母。そぼ。 ⇔ おじ 中の君をば-北の方取り放ちて養ひきこえ給ふ/栄花 見はてぬ夢
父母の母親。ばば。おばあさん。 ⇔ 祖父
両親の母親。そぼ。おおば。 ⇔ 祖父じじ

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 (「おおはは(大母)」の変化した語) 父母の母。そぼ(祖母)。⇔おおじ
※令集解(738)喪葬「祖父母。古記云。爾雅釈親云。父之考為王父。父之妣為王母。案生父之身祖父母也。俗云於保知於保波也」
※読本・南総里見八犬伝(1814‐42)九「暇なければ、いまだ大母(オホバ)に対面せず」
[語誌]「おほば」は、平安前期に短縮形の「おば」を派生すると、「おば」の方が有力となり、さらに院政期ごろまでに、「おば」は「うば」を派生し、江戸期に「ばば」やその派生語が優勢になるまで、「うば」を中心に三語が併存した。
〘名〙 父母の母。おおば。ばば。ばあ。うば。おばあさん。⇔祖父
※正倉院文書‐天平宝字五年(761)正月二一日・韓国千村解「右、縁祖母服闋斎食、請暇如件、注事状、謹解」
※大鏡(12C前)五「ただ人と申せど、みかど・春宮の御祖母にて」 〔後漢書‐虞詡伝〕
〘名〙 「ばば(祖母)」の変化した語。
※浄瑠璃・仮名手本忠臣蔵(1748)六「親仁出て見やばばんつ、ばばんつれて親仁出て見やばばんつ、麦かつ音の在郷哥」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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