改訂新版 世界大百科事典
「ハイデルベルク教理問答」の意味・わかりやすい解説
ハイデルベルク教理問答 (ハイデルベルクきょうりもんどう)
Heidelberger Katechismus
改革派教会の教理問答。ファルツ選帝侯フリードリヒ3世(在位1515-76)は領主となったのちルター派から改革派に改宗し,領内をこの信仰で統一すべくハイデルベルク大学の神学者に教理問答を作らせた。おもな起草者はウルジヌスZacharias Ursinus(1534-83),助言者にオレウィアヌスCaspar Olevianus(1536-87)がいた。1563年11月に公布される。〈人間の罪と悲惨〉〈救い〉〈感謝〉の3部からなり,改革派の教理問答中最も広く用いられる。
執筆者:渡辺 信夫
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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「ハイデルベルク教理問答」の意味・わかりやすい解説
ハイデルベルク教理問答【ハイデルベルクきょうりもんどう】
ドイツ語Heidelberger Katechismusの訳。ファルツ選帝侯フリードリヒ3世(存位1559年―1576年)が,自らのルター派からの改革派(カルバン派)への改宗にともない作製させた教理問答。主たる起草者はハイデルベルク大学の神学者Z.ウルジヌスとC.オレウィアヌスで,1563年公布。
→関連項目教理問答
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