ハイドロメテオル(読み)はいどろめておる(その他表記)hydrometeor

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ハイドロメテオル」の意味・わかりやすい解説

ハイドロメテオル
はいどろめておる
hydrometeor

大気中の水蒸気凝結、昇華してできたものの総称。メテオルmeteorには流星のほか、空気中の現象の意味もある。雲や霧など空中に浮かぶもの、落下中の降水である尾流雲、地面に到達した雨、霧雨、雪やあられ、雹(ひょう)、凍雨細氷などがこれに含まれる。また、しぶき、地吹雪(ふぶき)など地球表面から風で舞い上がったり、露、霜、霧氷、雨氷など地表や地物に付着したものもハイドロメテオルである。

[篠原武次]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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