ハ・いのこ・ぶた

普及版 字通 「ハ・いのこ・ぶた」の読み・字形・画数・意味


11画

[字音]
[字訓] いのこ・ぶた

[説文解字]

[字形] 形声
声符は巴(は)。〔説文九下に「牝豕(ひんし)なり」、〔爾雅、釈獣〕「豕(ぶた)の~牝なるは、なり」、〔広雅、釈獣〕に「獸~二なるをと爲す」とみえる。〔説文〕に「一に曰く、二の豕、能く相ひ杷拏(はだ)するなり」とは、音義説を加えたものである。漢の高祖に追われた徳光は北地に没したが、契丹はその腸胃を去って塩づけとし、晋人はこれを帝といった。帝のほじしの意である。

[訓義]
1. いのこ、めすぶた。
2. 二歳のぶた。
3. 大きな猪。
4. ほじし。

[古辞書の訓]
字鏡集 ヰノコ

[下接語]
・帝

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報