ハイパー辰砂(読み)ハイパーしんしゃ

最新 地学事典 「ハイパー辰砂」の解説

ハイパーしんしゃ
ハイパー辰砂

hypercinnabar

理想化学式HgS 辰砂や黒辰砂の高温安定相の鉱物。六方晶系,空間群未決定,格子定数a0.701nm, c1.413, 単位格子中12分子含む。帯紫黒色でダイヤモンド光沢のある塊。劈開なし,条痕暗紫黒色,モース硬度3,ビッカース硬度VHN25 51.5,実測比重7.43, 計算比重7.54。反射顕微鏡下では灰白色,反射能(540nm)25%,多色性なし,異方性あり。透過光下では一軸性正,屈折率ε2.85,ω2.61。水銀・アンチモン鉱床に産する。辰砂(cinnabar)の高温相(hyper,~を越えた)の意から命名。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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