惑星や衛星などが太陽の光を受けた場合、その光が反射されてあらゆる方向に拡散した光の総量の、その天体に入射した光に対する比を反射能またはアルベドという。光の波長により異なるが、普通、可視光の範囲で考えられる。太陽系の惑星の反射能は、金星が0.78、火星がおよそ0.16などであり、地球は0.40、月は0.07である。惑星の表面の小部分をとり、その部分だけの反射光の入射光に対する比をとって反射能を定義できるが、その場所の性質や入射光の角度によって変化をする。普通、天体の表面はざらざらで、一度物質に当たって反射した光が、そばの他の物質に当たって何回も反射して外部へ放出されることもあるが、一度の反射のみで何%が反射されるかを示す反射能をボンド反射能という。
[関口直甫]
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…物体の表面に入射した光は,一部は物体に吸収され,残りはいろいろな方向に反射される。この場合の入射光と反射光のエネルギーの比をアルベドまたは反射能という。理想的な鏡面は入射光を完全に反射するのでアルベドは1,黒体は完全に吸収してしまうのでアルベドは0である。…
※「反射能」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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