20世紀西洋人名事典 「ハインリヒデルンブルク」の解説
ハインリヒ デルンブルク
Heinrich Dernburg
1829 - 1907
ドイツの私法学者。
元・ベルリン大学教授,元・プロイセン上院議員。
マインツ生まれ。
ギーセン大学で法律を学んだ後、1850年「全財産競売について」で法学博士となる。’51年教授資格を得ると、ハイデルベルク大学などの教授を歴任し、ベルリン大学教授、プロイセン上院議員を務める。実用主義的解釈論の立場から、ローマ法、ドイツ法とくにプロイセン普通法の研究で業績をあげ、ウイントシャイトとともに旧民法下の日本民法学に多大な影響を与えた。著書に、「プロイセン私法教科書」(1871年から’80年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報