ハインリヒレーケンパー(その他表記)Heinrich Rehkemper

20世紀西洋人名事典 「ハインリヒレーケンパー」の解説

ハインリヒ レーケンパー
Heinrich Rehkemper


1894.5.23 - 1949.12.30
ドイツのバリトン歌手。
シュヴェルテ(ヴェストファーレン)生まれ。
当初機会工学を志し技術者だったが、声を認められハーゲン音楽院、デュッセルドルフ音楽院、ミュンヘン音楽アカデミーに学ぶ。1919年コーブルク市立劇場でデビューの後、’21〜24年シュトゥットガルト国立歌劇場を経て、’26年ミュンヘンのバイエルン国立歌劇場と契約。オペラではモーツァルト歌手として最大の成功を収め、ヴォルフラム、ドン・ジョヴァンニフィガロパパゲーノを得意役とした。リート歌手としても傑出晩年心臓を悪くし、温泉保養地で保養のかたわら教育活動を行った。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android