はえ座(読み)はえざ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「はえ座」の意味・わかりやすい解説

はえ座
はえざ / 蠅座

南十字星のすぐ南隣にある南半球星座日本からは見ることができないが、3等星2個と4等星4個がまとまって明るく、小さいながらも目をひく。初めは1603年ドイツの天文家バイヤーがその全天星図にミツバチとして描き、イタリアのリッチオーリがミツバチまたはハエとし、イギリスハリーがハエ・ミツバチとしたものを、フランスの天文学者ラカイユが1763年に正式にはえ座として著書なかで発表した。

[藤井 旭]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「はえ座」の意味・わかりやすい解説

はえ座
はえざ
Musca

蠅座。南十字星の南にあり,5月下旬の宵に南中する星座。概略位置は赤経 12時 30分,赤緯-70°。日本では見られない。α星は 3.0等。球状星団 NGC4372,4833を含む。

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百科事典マイペディア 「はえ座」の意味・わかりやすい解説

はえ(蠅)座【はえざ】

南半球の星座。日本からは見えない。
→関連項目はい(蠅)座

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