日本大百科全書(ニッポニカ) 「はちぶんぎ座」の意味・わかりやすい解説 はちぶんぎ座はちぶんぎざ / 八分儀座 天の南極を含む、日本からはまったく見ることのできない南半球の星座。18世紀のフランスの天文学者ラカイユが、1763年にその遺著のなかで発表した14の新星座のなかの一つである。当時使用された天体観測機器のなかでも、とくにイギリスのハドレーが改良した八分儀を記念し「ハドレーの八分儀座」と名づけられたが、現在では単に八分儀座とのみよばれている。5等のσ(シグマ)星が天の南極に近い肉眼星である。[藤井 旭] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「はちぶんぎ座」の意味・わかりやすい解説 はちぶんぎ座はちぶんぎざOctans 八分儀座。 10月上旬の宵に南中する星座。概略位置は赤経 21時,赤緯-87°。日本では見られない。天の南極はこの星座の中にある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報