八分儀(読み)はちぶんぎ

百科事典マイペディア「八分儀」の解説

八分儀【はちぶんぎ】

天体高度を観測しての位置を知るための天文測器。六分儀と同様の構造をもつが,円周の1/6でなく1/8(45°)を用いる。英国のJ.ハドリー考案,天球上の二点間の角距離を測ることができるが,より精巧な六分儀にとってかわられた。

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精選版 日本国語大辞典「八分儀」の解説

はちぶん‐ぎ【八分儀】

〘名〙 (全円の八分の一、四五度の円弧形のわくをもつところから) 江戸時代、天体の高度を測り、天測位置を求める航海具。六分儀の前身。八分円器。オクタント。〔寛政暦書(1844)〕

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デジタル大辞泉「八分儀」の解説

はちぶん‐ぎ【八分儀】

船の位置を決めるときに、天体の高度を測る器械六分儀の前身で、目盛り環は円周の8分の1の45度が用いられている。オクタント。

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世界大百科事典 第2版「八分儀」の解説

はちぶんぎ【八分儀 octant】

海上で天体の高度を測定して船の位置を決めるための簡易天文測器である。六分儀と同じ光学原理に基づき使い方も同じであるが,目盛環は円周の1/8で視準は肉眼で行った。八分儀はハドリーの象限儀ともいわれ,イギリスの数学者ハドリーJ.Hadley(1682‐1744)の考案になる。八分儀は六分儀の先駆となったが,より精巧な六分儀が普及した。【 源一郎】

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