ハナジロカマイルカ(その他表記)Lagenorhynchus albirostris; white-beaked dolphin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハナジロカマイルカ」の意味・わかりやすい解説

ハナジロカマイルカ
Lagenorhynchus albirostris; white-beaked dolphin

クジラ目ハクジラ亜目マイルカ科カマイルカ属。体長は約 3.2mで,雄は雌よりも大きい。出生体長は 1.2~1.6m。体色は変異に富む。嘴 (くちばし) と腹部は白色ないし淡灰色,尾部全体は不明瞭な灰色で,それ以外はほとんど黒色または黒灰色である。嘴と眼から胸鰭 (むなびれ) にかけては,灰色または淡色の斑紋を呈する。体型はやや太い紡錘形。嘴は太く短いが,前頭部との境界ははっきりしている。尾柄部は急に細くなっており,上下のキール (稜状の隆起) は著しい。背鰭は体の中央に位置し,高く鎌状で,先端はとがる。上下顎骨に先端がとがった小さい円錐歯が左右 30~40対ある。通常 50頭以下の群れで行動するが,まれに 100頭もの大群をなすことがある。非常に活動的で海面より高く跳躍する。出産期は夏から初秋。群集性の小型魚類,スルメイカ類および甲殻類を捕食する。摂餌の際にしばしば大型のクジラ類を伴う。北大西洋の寒帯から亜北極域における大洋域に分布する。ノルウェー,グリーンランドフェロー諸島などでわずかに捕獲されている。

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