ハビマ劇団(読み)ハビマげきだん(英語表記)Habima Theatre

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハビマ劇団」の意味・わかりやすい解説

ハビマ劇団
ハビマげきだん
Habima Theatre

1912年ヘブライ語劇上演を目的としてポーランドのビャウイストクに発足したユダヤ劇団。ハビマはヘブライ語で「舞台」を意味する。第1次世界大戦によって一時解散したが,17年 K.スタニスラフスキーの影響を受けて劇団を再編成,E.ワフタンゴフ指導のもとに 18年に第1回公演を行なった。その後モスクワ芸術座所属のスタジオの一つとしてヨーロッパ諸国およびアメリカ巡業も含めて活動を続け,31年パレスチナに定着,58年にイスラエルの国立劇団となって,テルアビブヤフォ本拠をおいた。代表的作品 S.アンスキー作『死者の霊』 (1922初演,ワフタンゴフ演出) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android