現代外国人名録2016 「ハワードヒベット」の解説
ハワード ヒベット
Howard Scott Hibbett
- 職業・肩書
- 日本文学研究家 ハーバード大学名誉教授
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1920年7月27日
- 出生地
- オハイオ州アクロン
- 学歴
- ハーバード大学
- 学位
- 博士号(ハーバード大学)〔1950年〕
- 経歴
- ハーバード大学でエリセーエフ教授に師事し、日本文学を専攻、とくに江戸文学と近代小説の研究に取り組む。太平洋戦争中は陸軍に勤務し、1950年同大で博士号を取得。’52年よりカリフォルニア大学ロサンゼルス校で日本語・日本文学を教え、’58年ハーバード大学フェアバンク東アジア研究センター教授、’63年正教授となる。訳筆の正確さ、流麗さには定評があり、谷崎潤一郎の「鍵」「瘋癲老人日記」「春琴抄」などや川端康成の作品を英訳。また西鶴の研究もあり、代表的著作「The Floating World in Japanese Fiction(日本小説における浮世絵)」(’59年)では西鶴、江島其磧を中心に浮世草子の魅力を巧みに説き明かし、日本文学の海外への紹介に大いに貢献した。他の著書に「Modern Japanese」(’65年,共著)、「Contemporary Japanese Literature」(’77年)など。’98年〜2010年日本で「笑いと創造」(第1〜6集)が刊行される。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報