ハンスアルベーン(英語表記)Hannes Olof Gösta Alfvén

20世紀西洋人名事典 「ハンスアルベーン」の解説

ハンス アルベーン
Hannes Olof Gösta Alfvén


1908.5.30 -
スウェーデンの宇宙物理学者。
ノルチェーピング生まれ。
1934年にウプサラ大学で博士号を取得し、’63年からはプラズマ物理学の教授になった。電気伝導性を持つ流体が強い磁場のなかを動くとき、独特の波動が発生することを発見し(アルヴェーン波)、また、プラズマの磁場への(凍結)現象も発見した。又、太陽系の諸惑星の起源に関する理論も展開した(アルヴェール理論)。磁場中のプラズマを研究する磁気流体学の分野の基礎を築いた業績により、’70年にノーベル物理学賞を受賞した。また’66年小説「巨大なコンピューターサガ」を出版している。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android