20世紀西洋人名事典 「ハンスシュペーマン」の解説
ハンス シュペーマン
Hans Spemann
1869.6 - 1941.9
ドイツの動物発生学者。
元・ロストック大学教授,元・カイザー・ウィルヘルム研究所部長,元・フライブルク大学教授。
シュトゥットガルト生まれ。
ハイデルベルク大学やミュンヘン大学で学び、さらにヴュルツブルグ大学動物学研究所でボヴェリやレントゲンらに師事し、同大学講師や助教授を経てロストック大学教授やカイザー・ヴィルヘルム研究所部長を歴任し、1919年フライブルク大学動物学教授となる。自ら考案製作した手術器具や実験法により実験発生学的研究を行い、発生学に生化学的研究法を導入し、近代科学の進歩に貢献する。’35年形成体の発見によりノーベル医学生理学賞を受賞する。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報