20世紀西洋人名事典 「ハンスブルンク」の解説
ハンス ブルンク
Hans Friedrich Blunck
1888.9.3 - 1961.4.25
ドイツの小説家。
元・ハンブルク大顧問,元・ドイツ著作家評議会会長。
アルトナ生まれ。
ナチス文学の主導者の一人で、キリスト教の信仰と青年ドイツ運動の理想とを結び付けたものや、民族的、国家的理念がドイツ民族の歴史上の事件と結びつけて描かれている。後年は、ドイツ各地の伝説集の編纂に尽力し、青少年向き伝説を多数刊行する。作品に三部作「生成する民族」(1920〜23年)、数カ国後に翻訳された「エルベ河のメルヒェン」(’23年)、三部作「祖先伝説」(’25〜28年)などがある。’33〜35年ナチス時代のドイツ著作家評議会会長を務める。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報